ビューティ・コラムcolumn

第110回 毛穴レス美白ローション登場:グルタチオンがクスミ、赤み、毛穴、クマ、しわを退治 をアップしました。

青山ヒフ科クリニックで大評判の毛穴レスローションに高濃度グルタチオンを配合した毛穴レス美白ローションが登場しました。グルタチオンは人の体内で合成されるトリペプチドでグルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸からなります。グルタチオンはビタミンCとペアを組んでビタミンCの作用を強化します。ビタミンCの作用といえば、

シミ、くすみ

しわ、たるみ

ニキビ、赤ら顔、毛穴

敏感肌、乾燥肌

という4つの肌トラブルすべてに効果を発揮しますが、グルタチオンはその効果すべてを増強します。

 そして老化現象は 代謝速度の低下 と 活性酸素によるダメージの蓄積 の2つで起こります。ビタミンCとグルタチオンは情報交換をしながら 代謝を上げて 活性酸素を消去する というアンチエイジング作用を極めて高いレベルで実現するのです。

皮膚や体内では紫外線や代謝に伴い常に活性酸素が生じています。活性酸素を消去するのは上の図ではアスコルビン酸と記しましたビタミンCです。活性酸素を消去してビタミンCは酸化します。酸化したビタミンCを還元するのはグルタチオンです。その結果グルタチオンが酸化します。酸化したグルタチオンを還元するのはNADPHという電子の供与体です。NADPHはミトコンドリアの脱水素酵素やペントースリン酸回路という解糖系で合成されます。NADPHの構造の一部はビタミンB3からなります。 ビタミンC、グルタチオンはペアとなって活性酸素を消去しますが、その活動をアシストするのがNADPHなのです。これらビタミンC、グルタチオン、NADPHは代謝を上げて皮脂分泌を抑えるという作用も持っています。

ですからビタミンCとビタミンB群そして皮脂分泌を抑える植物エキスからなる毛穴レスローションにグルタチオンを加えることにより高いレベルでの毛穴縮小、赤み低下、シミ、しわ、たるみ改善のアンチエイジング作用が発揮されることになるのです。

グルタチオン、そしてビタミンABCとグルタチオンの外用あるいは導入における併用効果についてお見せします。

高濃度グルタチオンを約50日外用するだけで色は白くなり、色彩色差計で測定した明度指数は62あるいは64から65あるいは64と1から3増加します。赤み指数は14から16代から12から14代に低下します。

上の方は 高濃度グルタチオンの1回の顔左半分だけのイオン導入で顔全体から首が白くなりました。グルタチオンは導入した部位だけでなく周囲に移動して効果を発揮するのが特徴です。

僕はビタミンABCの導入と日々のケアで色が白くなりました(左)。グルタチオン(右半分)あるいはNアセチルシステイン(左半分)を半顔ずつイオン導入をしました。1回で顔が白くなり、目じりのしわ、目の下のたるみが低下しました。この写真ではわかりずらいのですが、毛穴も縮小しました(右)。Nアセチルシステインは皮膚に浸透したのちにグルタチオンとして細胞内で合成されます。この導入ではグルタチオンとNアセチルシステインの効果に差はみられませんでした。 

上の酒さの方はTゾーンの赤みとニキビと毛穴の開きがあります(左)。ビタミンABCの外用と電子穿孔やイオン導入でかなり赤みが低下して毛穴が閉じました(中)。それに加えてグルタチオンの外用(数か月)とビタミンABCとグルタチオンの電子穿孔とイオン導入を行うとさらに色が白くなり、毛穴が閉じ、法令線も浅くなりました。この方も首が白くなっています。

上の方は青山ヒフ科クリニックのはたやまさんです。ビタミンABCの外用と導入で色が白くなり毛穴が閉じ、赤みが低下して、クマも低下しています。

さらに、顔にのみビタミンABCとグルタチオンの電子穿孔法導入とイオン導入を行いました。色はさらに白くなり毛穴が閉じ、クマも低下しました。導入は顔にのみ行いましたが、首の明度指数は64から66あるいは67代に上がりました。驚くべきことに、頸部からデコルテにかけての皮脂腺によるやや黄色から茶色味を帯びたブツブツも大幅に低下しました。

フェイスラインから頸部にかけてメイクは全くしていません。顔にトリートメントを行った後の頸部です。皮脂腺による小さな褐色のブツブツは認められていません。

トリートメント14日後です。鼻中の脱毛トリートメント中の写真です。あえて顔のみに毛穴レス美白ローションを中心としたスキンケアをしてあり、頸部には全くケアをしていませんがフェイスラインから頸部は肌の白い状態をキープしています。 

拡大です。ジェネシスを照射してビタミンABCとグルタチオンの電子穿孔とイオン導入を行ったビタミンABCブライトニングコースを行った後では毛穴が閉じ、色が白くなり、ほうれい線が浅くなっています(中)。毛穴レス美白ローション を外用すると、2日後もトリートメント後の状態をほぼ保っています。

眼の周囲を拡大するとクマとまつ毛周囲の赤み(白い矢印、左上)はトリートメント後はほぼ消失しています。右上の赤い矢印で記した白い細かいぶつぶつは皮脂腺です(右上)。導入直後はブツブツがありますが、2日後、7日後ではほぼ認められません。ビタミンABCとグルタチオンが皮脂腺の活性を抑制して大きさを減少させたのです。眼の周囲の赤みクマは、メラニンによる色だと最初は思いました。眼の周囲のシミやほくろのメラニンによる色は全く薄くなっていません。眼の周囲の赤みは、血管内のヘモグロビンが透けて消えたために生じたのです。ビタミンABCやグルタチオンは、血管が透けて見えるのを抑えて、血流を促進したために赤みが消失して軽いむくみも消失したのです。ビタミンABCとグルタチオンは血管に働きかけて、液体成分や炎症性細胞が血管の外に漏れる血管透過性を低下させて、炎症、むくみ、クマを血管透過性の上昇をもとから抑制したのです。

青山ヒフ科クリニックではクマをさらに低下させる成分について検討中です。グルタチオンは皮膚のバリア機能を上げ保湿力をアップさせる作用を持っています。毛穴レス美白ローションはつけた瞬間からあなたの肌を変化させます。